個別で従業員情報を追加、または編集をするための方法を説明します。
登録した従業員情報は、帳票作成時など各機能を利用する場合に自動反映します。
※自動反映する項目は、各機能によって異なります。
「従業員台帳一括編集」方法
弥生給与 Nextと連携すると、従業員データを連携することができます。連携設定は弥生給与 Nextから操作します。
労務管理サービスとの連携の流れ
労務管理サービス連携の従業員情報インポート項目一覧
目次
- 従業員情報の登録・編集開始
- 従業員情報の登録
本人情報の入力
扶養家族情報の入力
扶養控除申請書基本情報、障害者、寡婦(夫)勤労学生情報の入力
社会保険項目の入力
労働保険項目の入力
雇用継続給付・緊急連絡先の入力
通勤経路・定期情報の入力
口座情報の入力
風営従業者名簿情報の入力 - 従業員情報の登録完了
従業員情報の登録・編集開始
- メインページ[台帳管理]をクリックします。
- [従業員]をクリックします。
従業員、個人支払先の登録人数は、追加料金の計算対象人数になります。
基本プランの人数の上限を超えた場合の料金について(弥生勤怠 Next、弥生労務 Next)
従業員情報の登録
- 個別に従業員情報を追加する場合は、[従業員の新規追加]をクリックします。すでに登録されている従業員の情報を編集する場合は、対象従業員の行をクリックします。
- すでに登録されている従業員の情報を編集する場合は、[詳細情報を編集する]をクリックします。
本人情報の入力
- 本人情報項目を入力します。「●」のついている箇所は必須項目です。
「社員区分」は、いつからの社員区分なのかを選択し保存することで、履歴として保持することができます。[履歴確認]をクリックすると、履歴を確認できます。
例)2021年7月~:正社員
2020年4月~2021年6月末:アルバイト従業員番号は必須項目ではありませんが、入社予定従業員(従業員番号がない場合)を除いて必ず登録してください。
- 現在住所と住民票住所が同一の場合、「住民票住所区分」の「現在住所と同じ」にチェックします。従業員台帳から出力する扶養控除申告書に記載する住所を「扶養控除申告書に出力する住所」で設定します。
退社後、再入社した従業員は「入社年月日」を更新することで、在籍社員として扱われます。
入社および退社の履歴を保持することができます。 - 「育児休業期間(開始)」「育児休業期間(終了)」は、従業員が育児休業を取得する場合に入力します。※項目右横の[?(はてなマーク)]をクリックすると、育児休業期間についての説明を確認できます。
「育児休業期間中の休業取得日数」には、「育児休業期間(開始)」と「育児休業期間(終了)」の翌日が同月内のとき実際に休業した日数を入力します。
※育児休業期間の履歴を保持することができます。 - 外国籍の従業員については「外国人」を「該当する」にチェックします。チェックすると在留期間や在留カード番号の入力欄が表示されます。「所属事業所」は「他事業所」を登録している場合のみ選択できます。
「他事業所管理」設定方法 - 「給与日」を設定するには、事前に「給与日マスタ」の登録が必要です。「基本給」には、「支給種別」「金銭(単価)」を設定できます。
「給与日マスタ」設定方法
「収入額」「年調情報の収集方法」は管理上のメモとしてご使用ください。「履歴」は労働者名簿の履歴欄に反映します。
扶養家族情報の入力
- 扶養家族を追加する場合は、[扶養家族を追加]をクリックします。右側[×]ボタンをクリックすると、登録情報を削除できます。
- 各項目を入力します。「●」のついている箇所は必須項目です。続柄の「詳細」欄は、必須項目ではありません。
「生年月日」は、必須項目ではありませんが、扶養控除申告書などに必要な情報となるので入力してください。 - 海外居住中の扶養家族(配偶者を除く)の場合、「留学生区分」を入力します。
「留学生区分」は、以下の条件にすべて該当する場合のみ表示されます。
- 続柄:夫・妻以外(配偶者以外)
- 同居フラグ:別居
- 別居海外フラグ:別居(海外)チェックあり
- 「所得の見積額」を入力します。「(見積額のうち退職所得)」は、扶養控除申告書の「住民税に関する事項」欄へ反映します。
- 「外国人区分」が「米国人(強制)」「上記以外の外国人」の場合、「外国籍」~「被扶養者通称名(カナ)」までを入力します。※「在留期間」や「在留カード番号」などの入力欄も表示されます。
- 「社会保険上の扶養」「税法上の扶養」にそれぞれ該当するかを確認し、チェックします。また、退職所得を有する場合は、「退職所得を有する配偶者・扶養親族」にチェックします。※「税法上の扶養」にチェックがない場合、年末調整情報の扶養としては認識されませんのでご注意ください。
- 配偶者に該当する「続柄」を選択時、「障害者区分」~「他の所得者の扶養」の設定内容を扶養控除申告書などに反映します。「扶養家族管理番号メモ」は社内用の管理コードとして自由にご活用ください。
- 配偶者以外に該当する「続柄」を選択時、「障害者区分」「扶養区分」「他の所得者の扶養」の設定内容を扶養控除申告書などに反映します。「扶養家族管理番号メモ」は社内用の管理コードとして自由にご活用ください。
扶養控除申請書 基本情報、障害者、寡婦(夫)勤労学生情報の入力
「年末調整」における配偶者の「有/無」は、「配偶者区分(所得税)」の入力内容に基づきます。選択肢は、「いない/いる/寡婦/特別の寡婦/寡夫/ひとり親/事実婚」です。
また、「配偶者区分(住民税)」は、扶養控除申告書の「住民税に関する事項」欄の「寡婦又はひとり親」に反映します。
社会保険項目の入力
- 各項目を入力します。
健康保険・厚生年金・厚生年金基金の「加入区分」について
メインページ[マスタ管理]>[企業設定]の「台帳管理 加入区分補正設定」を「利用する」と設定している場合、以下のように補正をおこないます。
・各保険ごとに「加入区分」、「資格取得年月日」、「資格喪失年月日」のいずれかの情報を登録または変更すると、「加入区分」を「資格取得年月日」、「資格喪失年月日」の情報により自動補正します。 - 「退職後の継続再雇用者」や「二以上事業所勤務者」に該当する場合のみ、「該当する」にチェックします。
- 「報酬月額」の「通貨によるものの額」「現物によるものの額」を入力し(①)、[上記の内容を標準報酬月額に反映]をクリックする(②)と、「標準報酬月額」に反映します。「改定年月」(③)に最新の改定月を入力します。
労働保険項目の入力
各項目を入力します。
雇用保険の「加入区分」について
メインページ[マスタ管理]>[企業設定]の「台帳管理 加入区分補正設定」を「利用する」と設定している場合、以下のように補正をおこないます。
・雇用保険の「加入区分」、「資格取得年月日」、「離職等年月日」のいずれかの情報を登録または変更すると、「加入区分」を「資格取得年月日」、「離職等年月日」の情報により自動補正します。
雇用継続給付・緊急連絡先の入力
各項目を入力します。
「高年齢雇用継続給付手続」「育児休業給付手続」の「お知らせする」にチェックすると、前回手続きした「月」から2か月以上経過した場合、メインページのお知らせ欄にメッセージが表示されます。
※お知らせ欄から削除したい場合は、チェックを外します。
通勤経路・定期情報の入力
- [経路情報を追加]をクリックすると、通勤経路・定期情報の入力欄が表示されます。
- 「基本情報」を入力します。
- [経路を追加]、[定期を追加]をそれぞれクリックし、「経路情報」「定期情報」の入力欄を表示します。
- 「経路情報」「定期情報」を入力します。電車やバスなどの乗り換えなど経路情報が複数ある場合は、[経路を追加]をクリックし、入力欄を追加します。定期券を複数使用している場合は、[定期を追加]をクリックし、入力欄を追加します。
出勤場所が複数ある場合は、[経路情報を追加]をクリックすると、「通勤経路2」が作成されます。
例)本社出勤:大阪、工場出勤:兵庫など
口座情報の入力
- [口座情報追加]をクリックすると、口座情報の入力欄が表示されます。
- 「口座情報」を入力します。口座情報を複数登録する場合は、[口座情報追加]をクリックし、入力欄を追加します。
風営従業者名簿情報の入力
- 各項目を入力します。「風営従業者名簿」、「風営従業者必要書類画像」を出力する際に利用します。
※労務台帳に登録している従業員が出力対象となります。
※権限が「管理者」もしくは、「一般」かつ「労基法・風営法による保管書類の取り扱い」を「可」にしている利用者のみ入力できます。 - 各項目を入力後、[内容を確認する]をクリックします。※[内容を確認する]ボタンは、画面右側にも表示されます。
登録済みの従業員を削除する場合は、[この従業員データを削除]をクリックします。
従業員情報の登録完了
- 入力内容に誤りがなければ、[保存する]をクリックします。※[保存する]ボタンは、画面最下部にも表示されます。
入力内容を修正する場合は、画面最下部の[修正する]をクリックします。 - 続けて個人番号を保管する場合は、[保管]をクリックし、個人番号を保管します。個人番号の保管をしない場合、[とじる]をクリックします。
- 従業員詳細画面の画面左上に「登録しました。」と表示されたら登録は完了です。※すでに登録されている従業員の情報を編集した場合は、「変更しました。」と表示されます。