請求締切(支払締切)を行った後に、売上伝票や入金伝票、仕入伝票、出金伝票の追加・修正・削除が必要な場合は、以下の流れで操作を行います。
伝票の登録をしているのに、請求明細書(支払明細書)に表示されない場合は、伝票を修正する必要があるか確認してください。
請求明細書に出てこない売上伝票がある
1.請求締切(支払締切)を行っているか確認する
請求済(締切済)の伝票(売上伝票、入金伝票、仕入伝票、出金伝票)は、締切の取消を行ってから、伝票の修正を行います。
締切取消(支払締切)を行っているかどうかは、該当する伝票の以下の箇所を確認します。
※仕入伝票では、「締切済」と表示されます。
入金伝票(出金伝票)
請求済(締切済)と表示されていない場合は、伝票の修正が可能です。
伝票の修正後に、請求締切(支払締切)を行い、請求明細書(支払明細書)を発行してください。
請求済(締切済)と表示されていない伝票の修正・削除ができない場合は、 伝票の修正や削除ができない を確認してください。
2.請求履歴(支払履歴)を確認する
締切の取消を行う締日を確認します。いつの日付で締切をしたかわかっている場合は、3.請求締切(支払締切)の取消を行うに進んでください。
請求履歴を確認する場合の手順を例に説明します。支払履歴を確認する場合は、読み替えて操作を行ってください。- クイックナビゲータの[売上]カテゴリから[請求明細書の確認]をクリックします。 支払履歴の確認を行う場合は、[仕入]メニューの[支払締]-[支払明細書]をクリックします。
- [請求先]欄を選択した状態で[参照]をクリックして、[請求先参照]を表示します。
- 「伝票の修正(または削除)をする得意先」を選択して、[OK]をクリックします。
- [請求明細書]の請求先に選択した得意先名が表示されていることを確認して、[締切履歴表示]をクリックします。
- 修正、または削除したい伝票が含まれる[締日]を確認します。
※[締日]欄、一番上に最新の締日が表示されます。
請求締切の取消を行えるのは最新の締日のみです。修正・削除したい伝票が過去の締日の期間に含まれる場合は、最新の締日から順に締切の回数分、[請求締切の取消]操作を行います。
例)上記の画像を例に11月20日の期間に含まれる伝票を修正・削除したい場合は、1月20日、12月20日、11月20日の[請求締切の取消]操作を行います。締日を選択した状態で[ズーム]をクリックすると、その締日の請求明細書を表示します。
[請求履歴]が表示された状態で、[印刷]をクリックすると履歴を印字することができます。 - 修正・削除したい伝票が過去の締日に含まれる場合は、最新の締日から修正・削除したい伝票が含まれる締日まで、すべての締日を確認します。
3.請求締切(支払締切)の取消を行う
「2.請求履歴(支払履歴)を確認する」で確認した締日の取消を行います。請求締切の取消を例に説明します。支払締切の取消を行う場合は、読み替えて操作を行ってください。
PDF送信、デジタルインボイス送信、印刷の控え保存のいずれかを行っている場合
請求書を修正して取引先へ再発行する場合、修正前と修正後の証憑を保存し、それぞれの関連性をわかるようにする必要があります。
修正前と修正後の関連性がわかるようにするには、スマート証憑管理でそれぞれの証憑の詳細画面を開き、[メモ]欄に互いの証憑番号や修正し再発行したことなどを入力して保存してください。
弥生販売、Misocaから保存した証憑の確認
また、スマート証憑管理で修正前と修正後の証憑を関連付けすることも可能です。
関連証憑を追加する
修正インボイスの保存については、以下を確認してください。
発行したインボイスを修正したい(修正インボイスの発行)
<印刷の控え保存を行った請求書を取引先へ送付する前に請求締切を取り消す場合>
印刷の控え保存を行った請求書を取引先へまだ送付していない場合は、スマート証憑管理に保存された証憑を手動で削除します。
- クイックナビゲータの[売上]カテゴリから[スマート証憑管理を開く]をクリックします。
- [発行証憑(控え)]をクリックして、訂正前の証憑を削除します。
アップロードした証憑を削除する ※請求書を再アップロードする場合は、訂正前の証憑の詳細画面で[メモ]欄に事由を記載してから削除することをお勧めします。
なお、取引先へPDF送信またはデジタルインボイス送信を行った後に請求締切の取消を行うと、請求書の発行画面にある[送信結果]は空欄(未送信)になります。
- [売上]メニューの[請求締]-[請求締切の取消]をクリックします。
- [締日]欄に締日を入力します。
最新の締日ではなく過去の締切を取り消したい場合は、最新の締日から順番にさかのぼって締切の回数分、[請求締切の取消]操作を行います。
ここでは最新の締日を入力します。[締日]欄にカーソルを置いた状態で[参照]をクリックすると、締切を行った日付を選択することもできます。
- [締日]欄に請求締切の取り消しを行う締日が表示されたことを確認して、[集計]をクリックします。
「請求データが他のウィンドウで変更される可能性があるので、締切取消は実行できません。」のメッセージが表示された場合は、[請求締切の取消]と同時に使用できないメニューが開かれています。[請求締切の取消]以外の画面をすべて閉じた後に再度[集計]を行ってください。
- 該当する請求先が表示されたら、[請求先コード]の左にある[行セレクター]をクリックして、請求先を選択します。
複数の請求先を選択するには、キーボードの[Ctrl]キーを押しながら[行セレクター]をクリックしてください。
- [締切取消]をクリックします。
[締切取消]がグレーアウトしてクリックできない場合は、[請求締切の取消]と同時に使用できないメニューが開かれています。[請求締切の取消]以外の画面をすべて閉じた後に再度[集計]を行ってください。
- 確認メッセージが表示されるので、[はい]をクリックして締切を取り消します。
- 最新の締日からさかのぼって締切取消を行う必要がある場合は、修正・削除したい伝票が過去の締日まで順に[請求締切の取消]操作を行います。
伝票を修正・削除した後は、締切を元の状態に戻す作業が必要です。そのため、最新の締日から過去の締日まで、複数回[請求締切の取消]操作を行った場合、伝票を修正・削除をした後に、[請求締切の取消]を行った回数分[請求締切]を行います。
- 請求締切の取消が終わったら、[請求締切の取消]画面を閉じます。
4.伝票の追加・修正・削除を行う
請求締切(支払締切)の取消が終わったら、伝票の追加・修正・削除を行います。伝票承認の機能を使用している場合は、承認を取り消してから伝票の修正・削除を行ってください。
伝票の修正・削除を行う場合は、「1.請求締切(支払締切)を行っているか確認する」で確認した「請求済(締切済)」が消えていることを確認してから、伝票の修正・削除を行います。
「請求済(締切済)」と表示されている場合は、2.請求履歴(支払履歴)を確認するで履歴を確認してから、請求締切の取消を行ってください。
5.請求締切(支払締切)を行う
伝票の追加・修正・削除が終わったら、請求締切(支払締切)を行い、請求明細書(支払明細書)の発行を行います。
請求締切の操作手順伝票承認の機能をご使用で伝票の修正・削除を行った場合は、伝票承認を行ってから請求締切(支払締切)を行ってください。