ここでは、「事業グループの正しい状態」についてご説明します。
2026年春以降は、事業グループの設定が適切ではない場合、弥生ドライブとスマート取引取込が利用できなくなる可能性があります。
そのため、事業グループの状態を早めにご確認くださいますようお願いいたします。
インフォメーション
対象
弥生のデスクトップソフト・クラウドサービスをご利用中のお客さま
※弥生会計・弥生販売ネットワークのお客さまは除く
目次
STEP1:事業グループとは何か?を知る
STEP2:事業グループの正しい状態を知る
STEP3:例題で正しい状態と正しくない状態を比較する
STEP1:事業グループとは何か?を知る
事業グループとは、弥生の製品やクラウドサービスを契約・利用するための管理単位です。
会社や事業所ごとに、契約情報やデータをまとめて管理できます。
事業グループの参加メンバーは、共通の契約情報(サービス契約ID)に基づいて各サービスを利用できます。
※事業グループに参加するには、弥生ID(メールアドレス)が必要です
事業グループは、以下5つで構成されています。
| 事業グループ | 弥生の製品・サービスを一緒に利用するための管理単位 |
| 管理者(メンバー) | 事業グループの管理者・複数人設定可能 |
| 利用者(メンバー) | 製品・サービスの利用者 |
| サービス契約ID | 各製品の7桁の番号(お客様番号) |
| ライセンス割り当て | サービスを利用するメンバーに管理者が割り当てる |
詳細は、以下を参照してください。
事業グループとはなんですか?
クラウドサービスとは
サービス契約ID(お客様番号)とは何ですか?
弥生IDとは
STEP2:事業グループの正しい状態を知る
以下のすべてを満たすと、サービスを問題なくご利用いただけます。
【管理者(メンバー)について】
【利用者(メンバー)について】
|
上記ポイント1~4を満たしている状態か確認する方法につきましては、以下のボタンをクリックしてください。
STEP3:例題で正しい状態と正しくない状態を比較する
3つの例をもとに、正しい状態と正しくない状態を説明します。
【例1】担当者1名で製品・サービスを利用されている場合
- 会社Xで契約しているのは弥生会計のみ
- 契約の管理者はAさん
- 弥生会計の担当者は1名(Aさん)
- Aさんは弥生ドライブ/スマート取引取込を利用している
- スマート証憑管理は利用しない
| チェックするポイント | 正しい状態 | 正しくない状態 |
| Aさんに事業グループの管理者権限が付与されているか | 〇 | × |
| 契約中のサービス契約IDが事業グループに登録されているか | 〇 | 〇 |
| 製品・サービスを利用するAさんが事業グループに参加しているか | 〇 | × |
| クラウドサービスのライセンス割り当ては正しいか ※この例は、スマート証憑管理を利用しないためチェック不要 | - | - |
- 担当者が1名でクラウドサービスを使わない場合でも、契約管理(※)のため弥生IDを事業グループに参加させる必要があります。
※契約している製品の確認のほか、契約変更・お支払い方法の管理ができます - 2026年春ごろ、弥生ドライブやスマート取引取込を利用するには、利用している弥生IDが事業グループに参加している必要があります。
- 1つの会社でも、次のような場合は事業グループを分けて利用することがあります。
- 同じ種類のクラウドサービスを使って複数のデータを入力したい(例 本社と工場など)
- 複数の製品・サービスを別々の管理者IDで管理したい
- 複数の製品・サービスのサポート料金の支払い方法を別口座・別カードにしたい
【例2】複数担当者で製品・サービスを利用されている場合
- 会社Xで契約しているのは弥生会計と弥生販売の2つ
- 契約の管理者はAさん
- 弥生会計と弥生販売の担当者は2名(Aさん、Bさん)
- Bさんは弥生ドライブ/スマート取引取込を利用している
- スマート証憑管理の担当者は1名(Bさん)としたい
| チェックするポイント | 正しい状態 | 正しくない状態 |
| Aさんに事業グループの管理者権限が付与されているか | ○ | ○ |
| 契約中の全サービス契約IDが事業グループに登録されているか | ○ | ○ |
| 製品・サービスを利用するAさんとBさんが事業グループに参加しているか | ○ | × |
| クラウドサービスのライセンス割り当ては正しいか ※この例は、Bさんにスマート証憑管理のライセンスが割り当てされているか | ○ | × |
- 製品、サービスを利用したい弥生IDは、管理者がメンバー招待します
- クラウドサービスを利用する場合は、ライセンス割り当てが必要です
- 2026年春ごろ、弥生ドライブやスマート取引取込を利用するには、利用している弥生IDが事業グループに参加している必要があります。
メンバー招待とライセンス割り当て方法は、以下を参照してください。
事業グループにメンバーを招待したい
ライセンス割り当てを変更したい
【例3】複数担当者で製品・サービスを利用されている場合
- 会社Xで契約しているのは弥生会計と弥生販売の2つ
- 契約の管理者Aさんが退職のため、Bさんが継承することになった
- 弥生会計と弥生販売の担当者は1名(Bさん)
- Bさんは弥生ドライブ/スマート取引取込を利用している
- スマート証憑管理の担当者は1名(Bさん)のまま
| チェックするポイント | 正しい状態 | 正しくない状態 |
| Bさんに事業グループの管理者権限が付与されているか | ○ | × |
| 契約中の全サービス契約IDが事業グループに登録されているか | ○ | ○ |
| 今後製品・サービスを利用しないAさんを事業グループから除外しているか | ○ | × |
| クラウドサービスのライセンス割り当ては正しいか ※この例は、Bさんにスマート証憑管理のライセンスが割り当てされているか | ○ | ○ |
- 今後利用しない弥生IDは、事業グループのメンバーから除外します
- 事業グループに管理者は、1名以上必要です
- 管理者が退職し管理者が不在になる場合は、事前に別の弥生IDへ管理者権限の継承を行います
※一部クラウドサービスは、事前にライセンス割り当て解除も必要です。
管理者を変更する方法は、以下を参照してください。
事業グループの管理者を別のメールアドレスに変更する方法