CSV形式またはテキスト形式の期首残高データを、弥生会計 Nextにインポートできます。これにより、他の会計ソフトからデータを移行したり、Excelなどで作成したデータを取り込むことができます。
※ 仕訳データのインポートについては
仕訳データをインポートする
を参照してください。
インポート前の確認
- インポートデータが弥生インポート形式に従って記述されていることを確認する
インポートデータは、所定の項目が決められた順序で記述されている必要があります。
インポートデータの記述形式
弥生会計(デスクトップソフト)や弥生会計 オンラインからエクスポートしたデータは、記述形式を編集することなくインポートできます。
弥生会計(デスクトップソフト)や弥生会計 オンラインから弥生会計 Nextへデータを移行したい - インポートデータに記述されている日付が、弥生会計 Nextの会計期間の期首日と一致することを確認する
インポートデータの日付が期首日と一致していない場合、インポートできません。
期首残高データのインポート
- メニューの[設定]から[インポート・エクスポート]をクリックします。
- [インポート]をクリックします。
- ①で[期首残高データ]をクリックします。
- ②でインポートするファイルを以下のいずれかの方法で指定します。
- 枠内にファイルをドラッグ&ドロップします。
- [ファイルを選択]をクリックして表示される画面でファイルを指定します。
インポートファイルの記述形式に問題がない場合は、指定したファイルが画面右に表示されチェックマークが付きます。
<エラーが表示された場合>
インポートファイルの記述が弥生インポート形式のルールに合っていない場合はインポートできません。
エラー対象の行とエラー内容を確認してインポートファイルのデータを修正してから、再度インポートファイルを指定してください。
インポートのエラー一覧
※画面にはエラーが10件まで表示されます。10件以上を確認することはできません。
再度ファイルを指定した際にエラーが表示された場合は、それらも修正します。
- ③の[アップロード]をクリックします。
<未登録の項目が表示された場合>
弥生会計 Nextの勘定科目と一致しない名称が含まれていた場合、未登録の項目の画面が表示されます。一致しない名称を新しい勘定科目として追加するか、既存の勘定科目に置換するかを選択できます。
なお、インポートファイルのデータを修正して、再度アップロードすることもできます。
- 新しい勘定科目として追加する場合
[登録方法]で[追加]を選択し、[登録内容]でどのカテゴリに追加するかを選択します。 - 既存の勘定科目に置換する場合
[登録方法]で[置換]を選択し、[登録内容]でどの勘定科目に置換するかを選択します。
「未確定勘定」について
[置換]選択時に初期値で選択されている「未確定勘定」は、仕訳の勘定科目がわからない場合などに一時的に使用する科目のため、適切な科目に修正する必要があります。
- 新しい勘定科目として追加する場合
- インポートの確認メッセージが表示されたら[インポート]をクリックします。
データのインポート(読み込み)には時間がかかることがあります。
- 貸借バランスの確認が表示された場合
インポートしたデータの貸借合計が一致しない場合に表示されます。
貸借の差額(貸借バランス)とインポート元の繰越利益の金額が一致することを確認します。
<繰越利益の確認と修正方法>
- [OK]をクリックしてメッセージを閉じます。
期首残高の画面の「貸借バランス」と、インポート元の「繰越利益」の金額が一致するかを確認します。
例:弥生会計 オンラインでエクスポートした期首残高データをインポートした場合
弥生会計 Nextの[貸借バランス]と、弥生会計 オンラインの[残高の設定]画面で、「繰越利益」科目の金額を確認します。
- 「貸借バランス」と「繰越利益」が一致する場合
次の手順に進みます。期首残高の画面の保存時に、貸借バランスの金額が繰越利益に反映されます。
- 「貸借バランス」と「繰越利益」が一致しない場合
インポートデータの金額に誤りがあります。各勘定科目の期首残高とインポート元の金額を比較して、必要に応じて修正してください。
「貸借バランス」と、インポート元の「繰越利益」科目の金額が一致したら次の手順に進みます。
- 「貸借バランス」と「繰越利益」が一致する場合
- 「貸借バランス」とインポート元の「繰越利益」が一致することが確認できたら、期首残高の設定で[保存]をクリックします。
- 以下のメッセージが表示されたら[調整する]をクリックします。
「貸借バランス」の金額が、[借方(負債・純資産)]タブの「繰越利益」科目の期首残高に反映されます。
「貸借バランス」の金額が「繰越利益」に反映され、「貸借バランス」は0になります。