見積書の概要 弥生販売 サポート情報

ID:ida22753

得意先への見積もりを入力して、見積書を作成します。作成した見積書を複写して、受注伝票や売上伝票を作成することができます。
見積書では、通常の見積書のほか、値引や返品、諸経費の見積書を作成することもできます。

画面構成

[見積書]画面の画面構成は次のとおりです。

※上図はプロフェッショナルの画像です。

表題部 取引先や取引方法の情報などを入力します。
明細部 見積もりする商品の情報を入力します。
合計部 粗利や合計金額などが表示されます。
指定した税転嫁により、消費税額が表示されます。

見積書のツールバー

見積書のツールバーは以下のとおりです。

[F2]

見積書に表示されている内容をクリアし、他の見積書を登録できるようにします。

見積書の作成
[F9]

表示されている見積書を削除します。

見積書の修正と削除

登録済みの見積書を複写することができます。
見積書を複写して、受注伝票、売上伝票を作成することもできます。

伝票の複写
[F8]
[スペース]
得意先や担当者、締グループなど、カーソルがある項目に対応した参照画面が表示されます。
表示された一覧から選択して表示、入力することができます。

[得意先]または[商品コード]にカーソルがあるときクリックすると、[かんたん台帳登録]または[台帳ウィザード]が表示されます。
得意先または商品が台帳に登録されていない場合、[かんたん台帳登録]または[台帳ウィザード]で新規登録することができます。

  • 商品台帳は[内訳]が[通常]、[返品]、[値引]、[諸経費]のとき登録できます。
「かんたん形式」で台帳を登録 「詳細形式」で台帳を登録

[見積書検索]画面が表示されます。
見積日や得意先などの条件を指定して、見積書を検索することができます。

伝票の検索

見積書をメールで得意先に送信します。

伝票のメール送信

見積書の機能を設定します。

機能設定
[F12] 見積書に入力した内容を登録します。
00022753_002 [F6] 見積書を得意先へPDF送信します。
見積書のPDF送信
[F5]

見積書を印刷します。
合計見積書や宛名ラベルを印刷することもできます。
また、[印刷]画面から、見積書をテキストファイルに書き出す(エクスポートする)ことができます。

見積書の印刷 エクスポートできるデータの種類
[見積書]画面を閉じます。

入力項目の一覧

表題部
見積番号 見積番号を半角8桁以内の数字で入力します。見積番号は重複して付番することはできません。
[基本情報]-[運用方法]タブの[伝票の付番方法]に[通期連番]、または[月毎連番]を選択している場合に見積番号を変更すると、入力した番号の次の番号が次回から付番されます。
なお、見積書の伝票番号は、[伝票の付番方法]で[通期連番]、または[月毎連番]を選択しても、通期での連番になります。[参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、登録済みの見積書を参照することができます。
見積日 見積日を入力します。
見積書の新規作成時には、[基本情報]-[運用方法]タブの[伝票日付初期値]で指定した日付が初期表示されます。必要に応じて変更してください。
[参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、登録済みの見積書を参照することができます。
スタンプ 見積書にスタンプを設定することができます。設定したスタンプは、レポートや見積書の整理時に集計条件として指定することができます。
スタンプは、[見積書設定]画面で変更することができます。
見積日と違う税率にする場合 見積日と異なる消費税率を初期値として使用する場合に設定します。
明細部の[課税区分]の初期値として表示する税率に合わせた日付を入力します。入力しない場合、[見積日]に合わせた税率が[課税区分]の初期値として表示されます。
得意先

得意先のコードを入力します。
[参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、得意先を参照することができます。
コードを入力すると、得意先の名称や取引区分、税転嫁など得意先台帳に登録した情報が自動表示されます。
表示された情報は、変更することができます。表示された情報を変更しても、得意先台帳は更新されません。
得意先は、あらかじめ得意先台帳に登録しておく必要があります。登録されていない場合は、[台帳追加]をクリックすると得意先台帳に新規登録することができます。また、既に登録済みの得意先の情報を修正することもできます。

伝票から登録できる台帳
ご担当者 得意先台帳に登録した、得意先の担当者が表示されます。
表示された担当者を変更する場合は、全角10文字(半角20文字)以内で入力します。
敬称 得意先台帳に登録した、得意先の担当者の敬称が表示されます。
表示された敬称を変更する場合は、全角2文字(半角4文字)以内で入力します。
TEL 得意先台帳に登録した、得意先の電話番号が表示されます。
表示された電話番号を変更する場合は、半角16桁以内で入力します。
FAX 得意先台帳に登録した、得意先のFAX番号が表示されます。
表示されたFAX番号を変更する場合は、半角16桁以内で入力します。
取引区分

得意先台帳に登録した得意先との取引方法が表示されます。必要に応じて変更してください。

  • 掛売上
    売上日とは別に請求締日を指定し、締日までの売上代金を一括請求する場合に選択します。売上伝票の作成、売上、入金の締切、請求処理をすることが前提です。
  • 現金売上
    売上と同時に、代金を受け取る場合に選択します。
    現金売上は、請求締切で集計されません。また、入金伝票に入力する必要はありません。
  • 都度請求
    売上と同時に、売掛金を請求する場合に選択します。
    売上と同時に請求締切が実行されます。
  • サンプル
    サンプル品の提供のみの場合などに選択します。
    売上として計上されません。
    サンプルを選択すると、税転嫁は「外税/手入力」になります。
    サンプル品を有料で提供する場合は、「サンプル」以外の取引区分を選択します。
税転嫁

得意先台帳に登録した消費税の計算、請求方法が表示されます。必要に応じて変更してください。

税転嫁について   
    単価種類 得意先台帳に登録した単価種類が表示されます。
    表示された単価種類を変更することはできません。単価種類を変更するには、得意先台帳を変更する必要があります。
    掛率 得意先台帳に登録した掛率が表示されます。
    表示された掛率を変更することはできません。掛率を変更するには、得意先台帳を変更する必要があります。
    件名 見積書の件名を全角32文字(半角64文字)以内で入力します。
    [参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、伝票摘要台帳の[見積件名]に登録した件名を参照することができます。
    納入期限 納入期限を全角32文字(半角64文字)以内で入力します。
    [参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、伝票摘要台帳の[見積その他]に登録した納入期限を参照することができます。
    [見積書設定]画面の[納入期限]を入力しておくと、見積書の作成時に自動で表示されます。
    納入場所 納入場所を全角32文字(半角64文字)以内で入力します。
    [参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、伝票摘要台帳の[見積その他]に登録した納入場所を参照することができます。
    [見積書設定]画面の[納入場所]を入力しておくと、見積書の作成時に自動で表示されます。
    取引方法 取引方法を全角32文字(半角64文字)以内で入力します。
    [参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、伝票摘要台帳の[見積その他]に登録した取引方法を参照することができます。
    [見積書設定]画面の[取引方法]を入力しておくと、見積書の作成時に自動で表示されます。
    有効期限 有効期限を全角32文字(半角64文字)以内で入力します。
    [参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、伝票摘要台帳の[見積その他]に登録した有効期限を参照することができます。
    [見積書設定]画面の[有効期限]を入力しておくと、見積書の作成時に自動で表示されます。
    担当者 得意先台帳に登録した担当者が表示されます。
    表示された担当者は、必要に応じて変更することができます。
    担当者は、あらかじめ担当者台帳に登録しておく必要があります。
    [参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、担当者を参照することができます。
    摘要 摘要を全角32文字(半角64文字)以内で入力します。
    伝票摘要台帳を登録している場合は、[参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、摘要を参照することができます。
    入力者 新規作成時は、ログインしているユーザー名を表示します。
    登録済みの見積書を表示した場合は、表示している見積書を最後に入力したユーザー名を表示します。
    この欄の入力、変更はできません。
    最終更新日 表示している見積書が最後に更新された日付を表示します。
    この欄の入力、変更はできません。
    合計金額名称 合計金額名称を全角7文字(半角14文字)以内で入力します。
    [見積書設定]画面の「合計金額名称」を入力しておくと、見積書の作成時に自動で表示されます。
    売掛残高

    請求先に対する売掛金の残高が表示されます。作成中の金額は含まれません。
    承認機能を使用している場合は、未承認の伝票の金額を含めるかどうかを設定します。
    この欄の入力、変更はできません。

    承認機能のオプション設定
    与信限度額 得意先台帳に登録した請求先の与信限度額が表示されます。
    表示された与信限度額を変更することはできません。与信限度額を変更するには、得意先台帳を変更する必要があります。
    出力方法 得意先台帳に設定されている出力方法が表示されます。
    送信結果 PDF送信結果(空白(未送信)、送信済、送信失敗)を表示します。
    送信先メールアドレス 得意先台帳の[出力方法]を「PDF送信」または「デジタルインボイス送信」に設定している場合、得意先台帳に登録したメールアドレスが表示されます。また、担当者を入力している場合、担当者台帳にメールアドレスを設定することで担当者のメールアドレスがCCとして表示されます。
    明細部
    内訳

    取引を入力する明細の内訳の種類を選択します。

    • 通常
      通常の見積もりを入力する場合に選択します。
    • 値引
      値引きを入力する場合に選択します。
    • 諸経費
      送料や梱包料などの諸経費を入力する場合に選択します。
      あらかじめ商品台帳に「送料」などの諸経費を登録しておく必要があります。
    • 摘要
      摘要を入力する場合に選択します。
      明細に入力した摘要は、見積書に印刷されます。
    • メモ
      メモを入力する場合に選択します。
      明細に入力したメモは、見積書に印刷されません。
    • 小中計
      明細行を小計または中計として使用する場合に選択します。
      「小中計」を選択した場合は、[商品コード]で小計または中計の種類を選択します。「(販売11形式)」の書式では、「改頁」を選択すると見積書の印刷時に指定した明細で改ページされます。
    • 消費税
      消費税を入力する場合に選択します。
      消費税額は得意先台帳の[税転嫁]と商品台帳の[課税区分]から計算された金額が表示されますが、自動計算された金額を変更する場合に選択します。
      「消費税」を選択すると、[税転嫁]が「外税/手入力」に変更されます。
    商品コード

    商品コードを入力します。
    [参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、商品を参照することができます。
    商品は、あらかじめ商品台帳に登録しておく必要があります。登録されていない場合は、[台帳追加]をクリックすると商品台帳に新規登録することができます。また、既に登録済みの商品の情報を修正することもできます。[内訳]が[通常]、[値引]、[諸経費]の場合のみ[台帳追加]をクリックできます。

    伝票から登録できる台帳
    単位 商品台帳に登録した単位が表示されます。
    表示された単位を変更する場合は、全角2文字(半角4文字)以内で入力します。
    入数 商品台帳に登録した入数が表示されます。商品をケース単位で扱う場合に入力します。
    表示された入数を変更する場合は、整数4桁以内で入力します。
    ケース 商品をケース単位で扱う場合のケース数を整数4桁以内で入力します。
    [入数]×[ケース]で数量が自動計算されます。入数を入力していない場合は入力できません。
    商品名/摘要 商品台帳に登録した商品名が表示されます。
    表示された商品名を変更する場合は、全角40文字(半角80文字)以内で入力します。
    [内訳]で「摘要」、「メモ」を選択した場合は、摘要、メモの文字列を入力します。
    倉庫コード※ 商品台帳に登録した主たる倉庫が表示されます。
    [参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、明細に入力された商品の倉庫別の在庫を確認することができます。
    倉庫名※ 商品台帳に登録した主たる倉庫が表示されます。
    規格・型番 商品台帳に登録した規格・型番が表示されます。
    表示された規格・型番を変更する場合は、全角10文字(半角20文字)以内で入力します。
    商品台帳に登録した色が表示されます。
    表示された色を変更する場合は、全角3文字(半角7文字)以内で入力します。
    サイズ 商品台帳に登録したサイズが表示されます。
    表示されたサイズを変更する場合は、全角2文字(半角5文字)以内で入力します。
    数量 商品の数量を半角7桁以内で入力します。
    [入数]、[ケース]を入力している場合は、自動計算されます。
    原単価 商品台帳に登録した売上原価が表示されます。
    表示された原単価を変更する場合は、半角8桁以内で入力します。
    単価 商品台帳に登録した売上単価が表示されます。
    商品価格表に得意先ごとの商品価格を登録している場合は、商品価格表の単価が優先して表示されます。
    表示された単価を変更する場合は、半角8桁以内で入力します。
    金額 [単価]×[数量]で計算されます。
    表示された金額を変更する場合は、半角9桁以内で入力します。
    プロジェクトコード※ プロジェクトコードを入力します。
    [参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、プロジェクトを参照することができます。
    プロジェクトは、あらかじめプロジェクト一覧に登録しておく必要があります。
    プロジェクト名※ プロジェクト一覧に登録したプロジェクト名が表示されます。
    課税区分 得意先台帳の[税転嫁]と商品台帳の[課税区分]を基に表示されます。
    表示された課税区分は、必要に応じて変更することができます。
    また、使用しない税区分を非表示にすることもできます。詳細は 基本情報の登録 を参照してください。

    なお、税転嫁に[内税][内税/総額][内税/請求時]のいずれかを選択している伝票で課税区分を変更する場合は、単価も連動して自動で変更されるよう、[機能設定]画面の[税込取引の場合、課税区分に連動して単価を変更する]で設定することができます。
    備考 全角14文字(半角28文字)以内で備考を入力します。
    合計部
    現在庫数※

    選択している明細の商品の在庫数が表示されます。入力中の明細の在庫数は反映されません。
    複数の倉庫で商品を管理している場合は、すべての倉庫の合計が表示されます。承認機能を使用している場合は、未承認の伝票の数量を含めるかどうかを設定します。

    承認機能のオプション設定
    粗利益 表示している見積書の粗利益が表示されます。
    [金額(税抜)]-[原単価(税抜)]×[数量]で計算されます。
    [金額(税抜)]は、得意先台帳の[金額端数処理]の設定に基づいて計算されます。
    原価([原単価(税抜)]×[数量])は、基本情報の[基本端数処理]の設定に基づいて計算されます。
    粗利益率 表示している見積書の粗利益率が表示されます。
    [粗利益]÷[税抜額]×100で計算されます。
    税抜額 表示している見積書の税抜きの合計金額が表示されます。
    [税転嫁]で「内税」、「内税/請求時」を選択した場合は表示されません。
    消費税額

    表示している見積書の消費税額が表示されます。
    消費税額は、選択した税転嫁により表示されないものがあります。

    税転嫁について
    合計 表示している見積書の合計金額が表示されます。
    [税抜額]+[消費税額]で計算されます。
    ※の項目はスタンダードにはありません。


    ◆ 本文中の一部の機能は、スタンダードにはありません。詳細の確認はこちら

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