弥生販売 プロフェッショナル 2ユーザー/5ユーザーでは、サーバーコンピューター(親機)に保存した事業所データを、クライアントコンピューター(子機)で参照しているため、社内LAN(ネットワーク)環境以外では同じ事業所データに同時入力できません。
サーバーコンピューター(親機)と異なる場所でクライアントコンピューター(子機)を使用したい場合は、以下の運用を行います。
サーバーコンピューター(親機) | クライアントコンピューター(子機) | |
事前準備 | - | データベース(SQL Server)のインストール |
運用 | バックアップを作成する | - |
- | クライアントコンピューター(子機)にバックアップを復元する データに入力 バックアップを作成する | |
バックアップを復元する データに入力 バックアップを作成する | - | |
元の運用に戻す | - | サーバーコンピューター(親機)のデータを参照する |
クライアントコンピューター(子機)に事業所データを保存する運用を行う前に、運用ルールを整備してください。
<運用ルールの例>
- 各コンピューターでの利用時間を決めておく
- バックアップを作成するときに、名称を「事業所データ名+日付と時刻」などと付けて保存し、最新データのバックアップだとわかるようにする
- バックアップ復元後、直前に入力した伝票があるか確認してから入力する
新しいコンピューターで弥生販売を使用するには、以下の手順を参考にして事業所データを保存してから、「2回目以降に行う操作」を確認してくをださい。
新しいコンピューターに弥生販売 25を移行する方法(プロフェッショナル 2ユーザー/5ユーザー:サーバーコンピューター(親機))
クライアントコンピューター(子機)に事業所データを保存する方法
クライアントコンピューター(子機)には、事業所データを保存するデータベース(SQL Server)がインストールされていないため、以下の操作を行います。
複数台で交互にデータ入力を行う場合、データベース(SQL Server)のバージョンを合わせる必要があります。
以下の注意点を確認してから、クライアントコンピューター(子機)の設定を行ってください。
- データベース(SQL Server)のインストールを行う
以下を参考にして、データベース(SQL Server)のインストールを行います。
- サーバーコンピューター(親機)で事業所データのバックアップを作成する
- クライアントコンピューター(子機)のデータベース(SQL Server)にバックアップを復元する
新しいコンピューターに移行したときや、SQL Serverを再インストールしたときにバックアップファイルを復元する方法
※手順5の[保存場所]は「サーバーコンピューター名\YAYOI」から「localhost\YAYOI」に手修正します。
2回目以降に行う操作
クライアントコンピューター(子機)で入力後の事業所データのバックアップを作成し、サーバーコンピューター(親機)に復元します。
サーバーコンピューター(親機)のデータを参照するように戻す操作
保存先サーバーの設定を変更します。
データベースパスワード(saパスワード)と保存先サーバーの設定方法
※「クライアントコンピューター(子機)で操作を行っている場合」を行います。
交互にデータ入力を行う場合によくあるお問い合わせ
交互にデータ入力を行う場合によくあるお問い合わせについて説明します。
各コンピューターで最新データのバックアップを弥生ドライブに保存したい
弥生ドライブを利用して、バックアップファイルを弥生ドライブに保存することができます。
弥生ドライブにバックアップファイルを保存するには、弥生ドライブを起動してログイン設定をしておく必要があります。
弥生ドライブに弥生製品のバックアップファイルを保存したい(データバックアップサービス)
交互にデータ入力を行う場合の注意事項
弥生販売では事業所データをデータベース(SQL Server)に保存しています。
最新データのバックアップを複数台のコンピューターで復元するには、SQL Serverのバージョンを合わせる必要があります。
サーバーコンピューター(親機)のデータベース(SQL Server)バージョンは以下で確認してください。
弥生販売の製品バージョンによって、同梱しているSQL Serverが異なります。
2台のコンピューターのSQL Serverのバージョンが異なる場合は、新しいバージョンのSQL Serverへバージョンアップを行ってください。
製品バージョン | SQL Serverバージョン |
弥生販売 25/24 | SQL Server 2022 |
弥生販売 23~21 | SQL Server 2017 |
SQL Serverのバージョンアップ方法(弥生販売のみ利用)
SQL Serverのバージョンアップ方法(弥生会計/弥生販売を同じコンピューターで利用)
- SQL Server 2014は2024年7月9日に日本マイクロソフト株式会社によるサポートが終了しています。
SQL Server 2014をご使用の場合は、最新のSQL Serverへバージョンアップを行ってください。
SQL Server 2014サポート終了に伴う弥生製品の対応について - SQL Server 2022/2017は64bit版OSにのみインストールできます。
Windows OSとビット数の確認方法