金融機関や弥生 Next製品間の連携について 弥生会計 Next サポート情報

ID:ida30810

弥生会計 Nextでは、金融機関や弥生 Next製品(弥生請求 Next、弥生経費 Next、弥生証憑 Next)との連携が可能です。 これにより、仕訳を手入力する手間を削減することができます。

連携のイメージ

①弥生会計 Nextでの連携設定

金融機関との連携には、弥生会計 Next[明細ボックス]画面から連携設定が必要です。

取引手段の勘定科目と補助科目は明細ボックスの設定画面で変更ができます。
相手科目はAIが推論しますが、明細ボックスの[未仕訳]タブで変更ができます。
希望の科目がない場合は、設定メニュー[科目]画面より追加をしてください。

  • 銀行
    オンライン連携をしていると、口座の入出金データを取得できます。
    取引手段の勘定科目取引手段の補助科目相手科目
    普通預金○○銀行(銀行名)AIで推論
  • クレジットカード
    オンライン連携をしていると、クレジットカードの利用データを取得できます。
    取引手段の勘定科目取引手段の補助科目相手科目
    未払金○○カード(カード名)AIで推論
  • 電子マネー
    オンライン連携をしていると、電子マネーの入出金データを取得できます。
    取引手段の勘定科目取引手段の補助科目相手科目
    現金○○(電子マネー名)AIで推論

②弥生請求 Next

連携設定は不要です。
弥生請求 Next の画面で作成した請求書を「弥生Nextへデータ送信」すると、弥生会計 Nextに弥生請求 Next専用の[明細ボックス]が自動で作成され、請求書の明細が取得できます。

また、作成した請求書の内容に応じて、仕訳の取引区分が自動判定されます。
取引区分ごとに初期値の仕訳が決められており、この初期値の仕訳は、明細ボックスの設定画面で変更が可能です。

条件取引区分仕訳
請求書の合計請求金額が0以上かつ明細がプラスの金額売上借方:売掛金/貸方:売上高
請求書の合計金額が0以下返品借方:売上高/貸方:売掛金
請求書の合計請求金額が0以上かつ明細がマイナスの金額値引き借方:売上値引高/貸方:売掛金

※売掛金の補助科目と仕訳の[取引先]には「取引先通称名」が連携されます
※摘要欄には「取引先正式名」が連携されます
※現状、証憑画像は弥生会計 Nextには連携されません。弥生証憑 Nextにのみ連携されます

③弥生経費 Next

弥生会計 Nextと連携するためには、弥生経費 Nextの画面で連携設定が必要です。
弥生経費 Nextで、従業員が経費申請を行い、経理担当者が承認まで完了すると、弥生会計 Nextに弥生経費 Next専用の[明細ボックス]が自動で作成されます。
1分に一度承認済みのデータを明細として取得できます。

<仕訳>
借方:○○費(弥生経費 Nextの申請タイプで設定した科目)/貸方:未払金

※現状、貸方科目は「未払金」から変更できません
※借方科目は経費 Nextの申請タイプ設定で変更が可能です
※摘要欄には「申請グループ名/申請ユーザー名/人数/目的・要件」が連携されます
※現状、証憑画像は弥生会計 Nextにも弥生証憑 Nextにも連携されません。弥生経費 Next内で管理されます

④弥生証憑 Next

連携設定は不要です。
弥生証憑 Nextの画面で、アップロードした証憑の情報を確認し[保存]すると、弥生会計 Nextに弥生証憑 Next専用の[明細ボックス]が自動で作成され、明細と証憑画像が取得できます。

受領・発行どちらなのかと、証憑の種別により、仕訳の取引区分が自動で決まります。
取引区分ごとに初期値の仕訳が決められており、初期値の仕訳は、明細ボックスの設定画面で変更が可能です。

授受区分証憑種別取引区分仕訳
受領
領収書経費精算借方:AIで推論/貸方:未払金
請求書掛仕入借方:仕入高/貸方:買掛金
納品書兼請求書掛仕入借方:仕入高/貸方:買掛金
仕入明細書掛売上借方:売掛金/貸方:売上高
発行
領収書売上借方:現金/貸方:売上高
請求書掛売上借方:売掛金/貸方:売上高
納品書兼請求書掛売上借方:売掛金/貸方:売上高
仕入明細書掛仕入借方:仕入高/貸方:買掛金

※明細ボックスの[未仕訳]タブで、取引区分を変更できます
※摘要欄には「取引先名」が連携されます
※証憑画像も弥生会計 Nextに連携され、仕訳に添付されます

よくある質問

<実際にどのように連携を行えば、手入力の手間を減らせますか>

オンライン連携により、仕訳を自動化できます。

  • 法人のクレジットカードと引き落とし先の法人口座をオンライン連携した場合
    カードの利用時:「○○費/未払金」という仕訳を自動作成
    口座の引き落とし時:「未払金/普通預金」という仕訳を自動作成
  • 弥生請求 Nextと売掛金が入金される法人口座をオンライン連携した場合
    請求書発行時:「売掛金/売上高」という仕訳を自動作成
    売掛金の入金時:「普通預金/売掛金」という仕訳を自動作成

このように、金融機関や弥生 Next製品との連携により取引の一連の流れを自動化でき、手入力の手間を削減することが可能です。


<レシートのアップロードは「弥生経費 Next」と「弥生証憑 Next」どちらで行ったらよいですか>

アップロードをする目的によって、適切なサービスが異なります。

  • 従業員が立て替えた経費を確認・承認したい場合
    弥生経費 Nextにアップロードをしてください。
    弥生経費 Nextでは従業員がアップロードしたレシートをもとに経費申請をできます。
    経理担当者の承認後、弥生会計 Nextに仕訳連携が可能です。
    レシート画像は連携されないため、弥生経費 Nextで管理をしてください。
    レシート画像を仕訳と紐づけたい場合は、弥生会計 Nextの画面で、登録済みの仕訳に証憑を添付することが可能です。
    添付した証憑は弥生証憑 Nextへ連携されます。
  • 経費精算業務は不要で、仕訳連携を行いたい場合
    弥生証憑 Nextにアップロードをしてください。
    レシート情報の保存後、弥生会計 Nextに仕訳連携が可能です。
    レシート画像の管理は弥生証憑 Nextで行いますが、仕訳連携時に画像も連携されるため、弥生会計 Nextで仕訳に紐づけて保存しておくことが可能です。

<明細が重複することはありますか>

連携内容によっては、明細が重複することがあります。

法人のクレジットカードをオンライン連携しており、 カード利用時のレシート画像を「弥生証憑 Next」にもアップロードした場合、同じ内容の明細がクレジットカードの[明細ボックス]と弥生証憑 Nextの[明細ボックス]で重複して取り込まれます。
この場合は、どちらか一方は[対象外]として登録することで対応してください。
クレジットカードの連携をすると、大量の明細の取得がまとめてでき、取り込み作業が効率化されます。
弥生証憑 Nextへ画像のアップロードをすると、仕訳とレシート画像を紐づけておくことができ管理がしやすいです。
業務フローや管理方法に応じて、どちらの連携をメインにするか選択し、明細が重複した場合は[対象外]として処理することでスムーズに経理処理が行えます。


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