顧客情報を効率良く管理、分析、運用するために、やよいの顧客管理で用意されている5つの機能について説明します。
顧客台帳の自由設計
顧客台帳では、初期状態で用意されている、氏名や生年月日などの基本情報、自宅住所や会社電話番号などの住所情報以外に、項目名称や属性(「文字」、「日付」、「数字」、「チェック」、「選択(補助台帳)」、「電話番号」、「E-mail」、「URL」の計8タイプ)を自由に設計できる拡張情報を最大100項目まで(項目の属性や桁数により変動)追加できます。例えば、「割引限度額」や「購入商品のジャンル」などを追加することで、自社の業種や、顧客の管理方法に合わせた顧客台帳を設計できます。
顧客台帳の設計履歴/予定帳の自由設計
やよいの顧客管理では、顧客へ販売した(する)商品や金額などを入力する「販売履歴/予定帳」と、顧客からの問い合わせ内容や問い合わせ方法などを入力する「対応履歴/予定帳」が用意されています。また、初期状態で用意されている履歴/予定帳以外に、自社の業種や、顧客の管理方法に合わせた履歴/予定帳を5つまで追加することもできます。
すべての履歴/予定帳には、項目名称や属性(「文字」、「日付」、「数字」、「チェック」、「選択(補助台帳)」、「電話番号」、「E-mail」、「URL」の計8タイプ)を自由に設計できる拡張情報を最大100項目まで(項目の属性や桁数により変動)追加できます。
例えば、顧客からのカタログの送付依頼を入力する「カタログ送付履歴/予定帳」や、顧客への訪問日を入力する「訪問履歴/予定帳」などを追加することで、顧客との関係をより詳細に把握できます。
履歴/予定帳の設計顧客情報と履歴/予定情報の複合検索
顧客台帳に登録した顧客情報と、履歴/予定帳に入力した販売履歴/予定情報や対応履歴/予定情報などに条件を設定して、条件に合致する顧客を検索できます。また、検索に使用した条件を保存しておけば、次からはリストから選択するだけで条件を設定できます。例えば、3万円以上の商品を購入した20~30代の女性のみに、キャンペーンはがきを送付する場合や、過去に商品カタログを希望した東京都在住の顧客のみに、セミナー案内のE-mailを送信する場合などに、簡単、かつ、すばやく該当する顧客を検索できます。
顧客の検索([顧客リスト]画面)集計機能
やよいの顧客管理では、履歴/予定帳に登録した情報を分析するために、「履歴/予定区分集計表」と「RFM分析」、「RFMクロス分析」が用意されています。「履歴/予定区分集計表」では、「販売」「対応」などの区分ごとに明細を集計できます。
例えば、昨年度の夏に20代~30代の女性に販売した商品の数量や金額を集計するなど、集計条件を組み合わせることで詳細な集計をできます。
履歴/予定区分集計表の作成「RFM分析」「RFMクロス分析」では、顧客への販売履歴を基に、どの顧客が自社にとっての優良顧客であるかを的確に把握できます。
例えば、優良顧客に的を絞って優待セールの案内状を送付したり、さらに売上が見込めそうな顧客にダイレクトメールを送付するなど、分析結果に応じた戦略的なマーケティング活動を展開できます。
RFM分析の概要 RFMクロス分析の概要弥生シリーズや他社製品との連動
弥生給与に登録されている従業員情報を読み込んでやよいの顧客管理を人事管理に利用する、やよいの顧客管理に登録している顧客情報をExcelに書き出してさまざまな角度から顧客を分析する、インターネットを利用してやよいの顧客管理の最新情報を参照するなど、やよいの顧客管理では以下のソフトウェアと密接な連動を実現しています。●連動ソフトウェア
- 弥生販売
- 弥生給与
- Microsoft Excel 2016 以降
- Microsoft Outlook 2016 以降
- はがき作成・宛名印刷ソフト
- 送り状発行システム