売上伝票の概要 弥生販売 サポート情報

ID:ida22777

得意先への商品の売上を入力して、売上伝票を作成します。受注伝票から払出処理をすると、商品の出荷状況や受注残数を管理することができます。
また、得意先への領収証を発行することもできます。
見積書や受注伝票を登録している場合は、登録済みの見積書や受注伝票の内容を売上伝票へ複写することができます。
伝票の複写

売上伝票では、通常の売上のほか、値引や返品、諸経費の伝票を作成することもできます。

画面構成

00022777_001
※上図はプロフェッショナルの画像です。
表題部 取引先や取引方法の情報などを入力します。
明細部 販売した商品の情報を入力します。
合計部 粗利や合計金額などが表示されます。
指定した税転嫁により、消費税額が表示されます。

売上伝票のツールバー

[F2]

売上伝票に表示されている内容をクリアし、他の売上伝票を登録できるようにします。

売上伝票の作成
[F9]

表示されている売上伝票を削除します。

売上伝票の修正と削除

登録済みの売上伝票を複写することができます。
売上伝票を複写して、受注伝票、発注伝票、仕入伝票を作成することもできます。

伝票の複写

登録済みの売上伝票を複写して赤伝票を発行します。
数量、金額がマイナスの売上伝票を作成して、複写元の売上伝票を相殺します。

赤伝票の発行
[F8]
[スペース]
得意先や担当者、締グループなど、カーソルがある項目に対応した参照画面が表示されます。
表示された一覧から選択して表示、入力することができます。

[得意先]または[納入先]、[商品コード]にカーソルがあるときクリックすると、[かんたん台帳登録]または[台帳ウィザード]が表示されます。

得意先または商品、納入先が台帳に登録されていない場合、[かんたん台帳登録]または[台帳ウィザード]で新規登録することができます。

[売上伝票検索]画面が表示されます。
売上日や得意先などの条件を指定して、売上伝票を検索することができます。

伝票の検索

売上伝票の機能を設定します。

機能設定
[F12] 売上伝票に入力した内容を登録します。
[F6]

売上伝票(納品書、領収証)を得意先へPDF送信します。

納品書のPDF送信 領収証のPDF送信
[F5]

売上伝票を印刷します。
送り状や宛名ラベル、領収証を印刷することもできます。
また、[伝票印刷]画面から、売上伝票をテキストファイルに書き出す(エクスポートする)ことができます。

売上伝票の印刷 エクスポートできるデータの種類
[売上伝票]画面を閉じます。

入力項目の一覧

表題部
売上日 売上日を入力します。
売上伝票の新規作成時には、[基本情報]-[運用方法]タブの[伝票日付初期値]で指定した日付が初期表示されます。必要に応じて変更してください。
[参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、登録済みの売上伝票を参照することができます。
伝票番号 売上伝票の伝票番号を半角8桁以内の数字で入力します。
売上伝票の新規作成時には、[基本情報]-[運用方法]タブの[伝票の付番方法]で指定した伝票番号が初期表示されます。必要に応じて変更してください。[伝票の付番方法]に[通期連番]、または[月毎連番]を選択している場合に伝票番号を変更すると、入力した番号の次の番号が次回から付番されます。
[参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、登録済みの売上伝票を参照することができます。
受注番号 作成する売上伝票に対する受注伝票が登録されている場合に、該当する受注伝票の番号を入力すると、受注伝票の払い出しをすることができます。
[参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、登録済みの受注伝票を参照することができます。
見積番号 作成する売上伝票に対する見積書が登録されている場合に、該当する見積書の番号を入力すると、見積書の内容が複写されます。必要に応じて変更してください。
[参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、登録済みの見積書を参照することができます。
承認状態※

表示している売上伝票の承認の状態を表示します。
この欄の入力、変更はできません。
この欄は承認機能を使用している場合のみ表示されます。

承認機能の概要
承認者※

表示している売上伝票を承認したユーザー名を表示します。
この欄の入力、変更はできません。
この欄は承認機能を使用している場合のみ表示されます。

承認機能の概要
売上日と違う税率にする場合 売上日と異なる消費税率を初期値として使用する場合に設定します。
明細部の[課税区分]の初期値として表示する税率に合わせた日付を入力します。入力しない場合、[売上日]に合わせた税率が[課税区分]の初期値として表示されます。
得意先

得意先のコードを入力します。
[参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、得意先を参照することができます。
コードを入力すると、得意先の名称や取引区分、税転嫁など得意先台帳に登録した情報が自動表示されます。
表示された情報は、変更することができます。表示された情報を変更しても、得意先台帳は更新されません。
得意先は、あらかじめ得意先台帳に登録しておく必要があります。登録されていない場合は、[台帳追加]をクリックすると得意先台帳に新規登録することができます。また、既に登録済みの得意先の情報を修正することもできます。

伝票から登録できる台帳
取引区分

得意先台帳に登録した得意先との取引方法が表示されます。
表示された取引区分は、必要に応じて変更することができます。

  • 掛売上
    売上日とは別に請求締日を指定し、締日までの売上代金を一括請求する場合に選択します。売上伝票の作成、売上、入金の締切、請求処理をすることが前提です。
    掛売上は得意先元帳へ転記されます。
  • 現金売上
    売上と同時に、代金を受け取る場合に選択します。
    現金売上は、得意先元帳での設定により得意先元帳に転記することができます。
    現金売上は、請求締切で集計されません。また、入金伝票に入力する必要はありません。
  • 都度請求
    売上と同時に、売掛金を請求する場合に選択します。
    売上と同時に請求締切が実行されます。
    回収予定表や仕訳では、掛売上として扱われます。
    都度請求は得意先元帳へ転記されます。
  • サンプル
    サンプル品の提供のみの場合などに選択します。
    売上として計上されず、得意先元帳には転記されません。
    サンプルを選択すると、税転嫁は「外税/手入力」になります。
    サンプルは売上レポートの売上数として集計されません。
    サンプル品を有料で提供する場合は、「サンプル」以外の取引区分を選択します。
税転嫁

得意先台帳に登録した消費税の計算、請求方法が表示されます。
表示された税転嫁は、必要に応じて変更することができます。

税転嫁について   
    納入先

    商品の納入先が得意先の住所と異なる場合に、納入先のコードを入力します。
    [参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、納入先を参照することができます。
    納入先は、あらかじめ納入先台帳に登録しておく必要があります。登録されていない場合は、[台帳追加]をクリックすると納入先台帳に新規登録することができます。また、既に登録済みの納入先の情報を修正することもできます。

    伝票から登録できる台帳
    担当者 得意先台帳に登録した担当者が表示されます。必要に応じて変更してください。
    [参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、担当者を参照することができます。
    担当者は、あらかじめ担当者台帳に登録しておく必要があります。
    摘要 摘要を全角32文字(半角64文字)以内で入力します。
    伝票摘要台帳を登録している場合は、[参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、摘要を参照することができます。
    締切 弥生販売では「前回の請求締切日の翌日から今回の請求締切日までの日付の伝票」を今回の請求分としますが、到着日を基準として請求額を計算する場合など、伝票日付は[今回分]でも実際の請求は次回とする伝票が発生する場合があります。
    そのような場合は、[締切]で「次回」を選択します。
    [取引区分]で「掛売上」を選択した場合、[締切]欄の隣に請求の状態(未請求/請求済)が表示されます。「都度請求」を選択した場合は、請求締切後に「締切済」が表示されます。
    単価種類 得意先台帳に登録した単価種類が表示されます。
    表示された単価種類を変更することはできません。単価種類を変更するには、得意先台帳を変更する必要があります。
    掛率 得意先台帳に登録した掛率が表示されます。
    表示された掛率を変更することはできません。掛率を変更するには、得意先台帳を変更する必要があります。
    請求先 得意先台帳に登録した請求先が表示されます。
    表示された請求先を変更することはできません。請求先を変更するには、得意先台帳を変更する必要があります。
    回収予定日 売掛金の回収予定日が表示されます。
    取引区分で「都度請求」を選択した場合に、得意先台帳の情報と売上日を基に自動で表示されます。得意先台帳に回収情報が登録されていない場合は、売上日が設定されます。
    表示された回収予定日は必要に応じて変更することができます。
    請求書番号 [取引区分]に「都度請求」が指定された、登録済みの売上伝票の場合に請求書の番号が表示されます。
    請求書番号は、売上伝票の登録時に付番されるため、新規作成時はこの欄への入力はできません。
    消込状態 売上伝票の得意先元帳での消し込み状態が表示されます。
    この欄の入力、変更はできません。
    売掛残高

    請求先に対する売掛金の残高が表示されます。作成中の金額も含まれます。
    承認機能を使用している場合は、未承認の伝票の金額を含めるかどうかを設定します。
    この欄の入力、変更はできません。

    承認機能のオプション設定
    与信限度額 得意先台帳に登録した請求先の与信限度額が表示されます。
    表示された与信限度額を変更することはできません。与信限度額を変更するには、得意先台帳を変更する必要があります。
    入力者 新規作成時は、ログインしているユーザー名を表示します。
    登録済みの売上伝票を表示した場合は、表示している売上伝票を最後に入力したユーザー名を表示します。
    この欄の入力、変更はできません。
    最終更新日 表示している売上伝票が最後に更新された日付を表示します。
    この欄の入力、変更はできません。
    納入期日 統一伝票などに印刷する場合の納入期日を入力します。
    分類コード 統一伝票などに印刷する場合の分類コードを半角7文字以内で入力します。
    伝票区分 統一伝票などに印刷する場合の分類コードを半角2文字以内で入力します。
    出力方法 得意先台帳に設定されている出力方法が表示されます。
    納品書送信結果 納品書のPDF送信結果(空白(未送信)、送信済、送信失敗)を表示します。
    領収証送信結果 領収証のPDF送信結果(空白(未送信)、送信済、送信失敗)を表示します。
    送信先メールアドレス 得意先台帳の[出力方法]を「PDF送信」または「デジタルインボイス送信」に設定している場合、得意先台帳に登録したメールアドレスが表示されます。
    また、担当者を入力している場合、担当者台帳にメールアドレスを設定することで担当者のメールアドレスがCcとして表示されます。
    明細部
    内訳

    取引を入力する明細の内訳の種類を選択します。

    • 通常
      通常の売上を入力する場合に選択します。
    • 値引
      値引きを入力する場合に選択します。
    • 諸経費
      送料や梱包料などの諸経費を入力する場合に選択します。
      あらかじめ商品台帳に「送料」などの諸経費を登録しておく必要があります。
    • 摘要
      摘要を入力する場合に選択します。
      明細に入力した摘要は、売上伝票に印刷されます。
    • メモ
      メモを入力する場合に選択します。
      明細に入力したメモは、売上伝票に印刷されません。
    • 消費税
      消費税を入力する場合に選択します。
      消費税額は得意先台帳の[税転嫁]と商品台帳の[課税区分]から計算された金額が表示されますが、自動計算された金額を変更する場合に選択します。
      「消費税」を選択すると、[税転嫁]が「外税/手入力」に変更されます。
    出荷

    受注伝票を払い出して売上伝票を作成した場合に、商品の出荷区分を選択します。
    ここでの選択は、払い出し元の受注伝票にも反映されます(一部例外あり)。受注伝票から払い出さずに作成した売上伝票では、選択することはできません。

    • 未出荷
      まだ出荷していない場合に選択します。受注伝票も未納となり、[納品]欄に「未納」と表示されます。
    • 全数出荷
      受注した商品を全数出荷する場合に選択します。受注伝票も全数出荷となり、[納品]欄に「完納」と表示されます。
    • 一部出荷
      受注した商品の一部を出荷する場合に選択します。受注伝票でも一部出荷となり、[納品]欄に「未納」と表示され、[受注残数]には、残りの数量が表示されます。
      [受注残数]に表示された以上の数量を出荷することはできません。
    • 訂正出荷
      受注した商品の数量などを変更する場合や、別の商品を出荷する場合に選択します。
      払い出し元の受注伝票に反映されるのは数量のみです。すべての変更を反映させる場合は、受注伝票で直接修正する必要があります。
    • 受注取消
      受注が取り消しとなった場合に選択します。売上伝票の登録時に明細は登録されません。また、払い出し元の受注伝票の対象となる明細は削除されます。受注伝票の明細のすべてが受注取消となった場合は、受注伝票が削除されます。ただし、既に受注伝票の明細で出荷されている商品がある場合は、受注伝票は削除されません。
      承認機能を使用している場合は受注取消を行えないので、払い出し元の受注伝票で対象となる明細を削除してください。 
    商品コード

    商品コードを入力します。
    [参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、商品を参照することができます。
    商品は、あらかじめ商品台帳に登録しておく必要があります。登録されていない場合は、[台帳追加]をクリックすると商品台帳に新規登録することができます。また、既に登録済みの商品の情報を修正することもできます。[内訳]が[通常]、[返品]、[値引]、[諸経費]の場合のみ[台帳追加]をクリックできます。

    伝票から登録できる台帳
    単位 商品台帳に登録した単位が表示されます。
    表示された単位を変更する場合は、全角2文字(半角4文字)以内で入力します。
    入数 商品台帳に登録した入数が表示されます。商品をケース単位で扱う場合に入力します。
    表示された入数を変更する場合は、整数4桁以内で入力します。
    ケース 商品をケース単位で扱う場合のケース数を整数4桁以内で入力します。
    [入数]×[ケース]で数量が自動計算されます。入数を入力していない場合は入力できません。
    商品名/摘要 商品台帳に登録した商品名が表示されます。
    表示された商品名を変更する場合は、全角40文字(半角80文字)以内で入力します。
    [内訳]で「摘要」、「メモ」を選択した場合は、摘要、メモの文字列を入力します。
    倉庫コード※ 商品台帳に登録した主たる倉庫が表示されます。
    [参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、明細に入力された商品の倉庫別の在庫を確認することができます。
    倉庫名※ 商品台帳に登録した主たる倉庫が表示されます。
    規格・型番 商品台帳に登録した規格・型番が表示されます。
    表示された規格・型番を変更する場合は、全角10文字(半角20文字)以内で入力します。
    商品台帳に登録した色が表示されます。
    表示された色を変更する場合は、全角3文字(半角7文字)以内で入力します。
    サイズ 商品台帳に登録したサイズが表示されます。
    表示されたサイズを変更する場合は、全角2文字(半角5文字)以内で入力します。
    受注残数 受注伝票から払い出して作成して売上伝票を作成した場合に、商品の受注残数が表示されます。
    この欄の入力、変更はできません。
    数量 商品の数量を半角7桁以内で入力します。
    [入数]、[ケース]を入力している場合は、自動計算されます。
    原単価 商品台帳に登録した売上原価が表示されます。
    表示された原単価を変更する場合は、半角8桁以内で入力します。
    単価 商品台帳に登録した売上単価が表示されます。
    商品価格表に得意先ごとの商品価格を登録している場合は、商品価格表の単価が優先して表示されます。
    表示された単価を変更する場合は、半角8桁以内で入力します。
    ※デジタルインボイス送信を行う場合、単価にマイナス値は使用できません。
    金額 [単価]×[数量]で計算されます。
    表示された金額を変更する場合は、半角9桁以内で入力します。
    金額の計算の際に生じた1円未満の端数は、得意先台帳の[端数処理]の設定に基づいて計算されます。
    プロジェクトコード※ プロジェクトコードを入力します。
    [参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、プロジェクトを参照することができます。
    プロジェクトは、あらかじめプロジェクト一覧に登録しておく必要があります。
    プロジェクト名※ プロジェクト一覧に登録したプロジェクト名が表示されます。
    課税区分 得意先台帳の[税転嫁]と商品台帳の[課税区分]を基に表示されます。
    表示された課税区分は、必要に応じて変更することができます。
    また、使用しない税区分を非表示にすることもできます。詳細は 基本情報の登録 を参照してください。
    なお、税転嫁に[内税][内税/総額][内税/請求時]のいずれかを選択している伝票で課税区分を変更する場合は、単価も連動して自動で変更されるよう、[機能設定]画面の[税込取引の場合、課税区分に連動して単価を変更する]で設定することができます。
    備考 全角14文字(半角28文字)以内で備考を入力します。
    合計部
    現在庫数※

    選択している明細の商品の在庫数が表示されます。入力中の明細の在庫数は反映されません。
    複数の倉庫で商品を管理している場合は、すべての倉庫の合計が表示されます。承認機能を使用している場合は、未承認の伝票の数量を含めるかどうかを設定します。

    承認機能のオプション設定
    粗利益 表示している売上伝票の粗利益が表示されます。
    [金額(税抜)]-[原単価(税抜)]×[数量]で計算されます。
    [金額(税抜)]は、得意先台帳の[金額端数処理]の設定に基づいて計算されます。
    原価([原単価(税抜)]×[数量])は、基本情報の[基本端数処理]の設定に基づいて計算されます。
    粗利益率 表示している売上伝票の粗利益率が表示されます。
    [粗利益]÷[税抜額]×100で計算されます。
    税抜額 表示している売上伝票の税抜きの合計金額が表示されます。
    [税転嫁]で「内税」、「内税/請求時」を選択した場合は表示されません。
    消費税額

    表示している売上伝票の消費税額が表示されます。
    消費税額は、選択した税転嫁により表示されないものがあります。

    税転嫁について
    合計 表示している売上伝票の合計金額が表示されます。
    [税抜額]+[消費税額]で計算されます。
    ※の項目はスタンダードにはありません。


    ◆ 本文中の一部の機能は、スタンダードにはありません。詳細の確認はこちら

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