所得税確定申告書の第一表の設定項目について説明します。「入力」や「自動計算」項目の詳細については、所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き(国税庁)を参照してください。
入力項目
項目名 | 説明 |
税務署長 | 入力 |
提出日 | [申告設定]画面の[表示設定]の[提出日]を取り込み [申告設定]画面 |
納税地 | 「居所」「事業所等」のいずれかをクリックすると選択が可能 |
〒(郵便番号) | 入力(半角数字) |
現在の住所又は居所事業所等 |
[申告設定]画面の下記の項目を取り込み
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個人番号 (マイナンバー) |
入力 ※入力した個人番号は事業所データを閉じると消去されます。事業所データには保存されません。 |
生年月日 | 元号(明治:1、大正:2、昭和:3、平成:4、令和:5)は自動表示、年月日は入力、または[雑所得の金額]画面の[生年月日]を取り込み |
フリガナ | [申告設定]画面の[事業主]の[フリガナ]を14文字まで取り込み(濁点は1文字扱い) |
氏名 | [申告設定]画面の[事業主]の[氏名]を取り込み |
令和04年1月1日の住所 | 「同上」を表示 ※住民税は、1月1日時点に住んでいた都道府県や市区町村に納めます。1月2日以降に転居した場合は、ここに1月1日時点の住所を入力します。 |
職業 | [申告設定]画面の下記の項目を取り込み
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屋号・雅号 | [申告設定]画面の下記の項目を取り込み
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世帯主の氏名 | 入力 |
世帯主との続柄 | 選択または入力 |
振替継続希望 | 枠内をクリックして〇の表示/非表示を切り替え |
種類 | 申告する決算書の種類が青色申告の場合:「青色」に○を表示 [申告設定]画面の[帳票選択]の選択項目により、下記の項目に○を表示
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特農の表示 | 空白 |
整理番号 | [申告設定]画面の[事業主]の[整理番号]を取り込み |
電話番号種別 | 「自宅」「勤務先」「携帯」のいずれかをクリックして選択 |
電話番号 | [申告設定]画面の下記の項目を取り込み
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「種類」「特農の表示」について
「種類」が「修正」の場合や「特農の表示」に○が必要な場合は、申告書の印刷後に手書きで○を記入してください。
「種類」の「国出」の編集
「種類」の「国出」は、枠内をクリックすると○の表示/非表示を切り替えることができます。
収入金額等
項目名 | 記号 | 説明 | |
事業 | 営業等 | ア | 事業所データが「個人/一般」の場合は、下記の項目を取り込み
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区分 | 事業所データの科目体系で自動判定 | ||
農業 | イ |
事業所データが「個人/農業」の場合は、青色申告決算書(農業所得用)の[収入金額]の[計]から取り込み ◆ この機能はやよいの青色申告では対応していません。 |
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区分 | 事業所データの科目体系で自動判定 | ||
不動産 | ウ |
[不動産所得の金額]画面の[収入金額]から取り込み [不動産所得の金額]画面 |
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区分1 | 国外中古建物の不動産所得に係る損益通算等の特例(措法41の4の3)の適用がある場合に「1」を入力 | ||
区分2 | 事業所データの科目体系で自動判定 | ||
配当 | エ | [配当所得の金額]画面 の[配当等の収入金額(税込)]から取り込み [配当所得の金額]画面 |
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給与 | オ |
[給与所得等の金額]画面の[給与等の収入金額(税込)]から取り込み [給与所得等の金額]画面 |
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区分 | [給与所得等の金額]画面の[所得金額調整控除額]で[F]が1円以上の場合「1」、[I]が1円以上の場合「2」、両方が1円以上の場合「3」が表示 | ||
雑 | 公的年金等 | カ | [雑所得の金額]画面の各項目から取り込み [雑所得の金額]画面 |
業務 | キ |
||
区分 | |||
その他 | ク | [雑所得の金額]画面 の[その他の収入金額(税込)]から取り込み | |
区分 | [雑所得の金額]画面 の設定に応じて以下の区分を表示
|
||
総合譲渡 | 短期 | ケ | 第四表を使用する場合:空欄 |
長期 | コ | ||
一時 | サ | 第四表を使用する場合:空欄 上記以外の場合:[一時所得の金額]画面 の[所得金額(通算後)]から取り込み ※第三表を使用しない場合で、[所得金額(通算前)]と値が異なる場合は、上下2段表示とし、上段に[所得金額(通算後)]を表示、下段に[所得金額(通算前)]を()でくくって表示 |
所得金額等
項目名 | 記号 | 説明 | ||
事業 | 営業等 | 1 | 事業所データが「個人/一般」の場合は、青色申告決算書(一般用)または収支内訳書(一般用)の[所得金額]から取り込み | |
農業 | 2 | <やよいの青色申告は除く> 事業所データが「個人/農業」の場合は、青色申告決算書(農業所得用)の[所得金額]から取り込み |
||
不動産 | 3 | [不動産所得の金額]画面の[差引所得金額]から取り込み [不動産所得の金額]画面 |
||
利子 | 4 | 入力 | ||
配当 | 5 | [配当所得の金額]画面の[配当所得の金額]から取り込み [配当所得の金額]画面 |
||
給与 | 6 | [給与所得等の金額]画面 の各項目から取り込み [給与所得等の金額]画面 |
||
区分 |
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雑 |
公的年金等 | 7 | [雑所得の金額]画面 の各項目から取り込み [雑所得の金額]画面 |
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業務 | 8 | |||
その他 | 9 | |||
(7)から(9)までの計 | 10 | |||
総合譲渡・一時 「コ」+{(「サ」+「シ」)×1/2} |
11 | 自動計算 ※損益通算が発生した場合は、通算後の結果による |
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合計 「1」~「6」までの計+「10」+「11」 |
12 | 第四表を使用する場合:空欄(編集不可) |
損益通算について
損益通算が発生する場合、自動的に計算が行われます。
弥生会計では、自動計算の内容を「損益の通算の計算書」として印刷することができます。
損益通算の確認や、申告書の提出時にご利用ください。
所得税確定申告書、付表の印刷
所得から差し引かれる金額
項目名 | 記号 | 説明 | |
社会保険料控除 | 13 | [社会保険料・小規模企業共済等掛金控除額]画面の社会保険料の合計と源泉徴収票の金額(内、小規模企業共済等掛金を除く)の金額の合計 | |
小規模企業共済等掛金控除 | 14 | [社会保険料・小規模企業共済等掛金控除額]画面の小規模企業共済等掛金の合計と源泉徴収票(内、小規模企業共済等掛金)の金額の合計 社会保険料・小規模企業共済等掛金控除額の入力 |
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生命保険料控除 | 15 | [生命保険料控除額]画面の「生命保険料控除額(最高12万円)」から取り込み 生命保険料控除額の入力 |
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地震保険料控除 | 16 | [地震保険料控除額]画面の「地震保険料控除額(最高5万円)」から取り込み 地震保険料控除額の入力 |
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寡婦、ひとり親控除 | 17~ 18 |
[本人、配偶者、親族に関する事項]画面 の[本人に関する事項]から取り込み [本人、配偶者、親族に関する事項]画面 |
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区分 | ひとり親控除の対象となる場合「1」を表示 | ||
勤労学生、障害者控除 | 19~ 20 | [本人、配偶者、親族に関する事項]画面の[本人に関する事項]の[勤労学生控除額]と[障害者控除額の合計]の合計 | |
配偶者(特別)控除 | 21~ 22 | [本人、配偶者、親族に関する事項]画面の[配偶者に関する事項]の[配偶者(特別)控除額]から取り込み | |
区分1 | 配偶者特別控除の対象となる場合「1」を表示、それ以外の場合は空欄 | ||
区分2 | 控除額がある、または障害者控除対象の場合に[配偶者に関する事項]で「国外居住」を選択している場合「1」、「国外居住(年末調整済み)」を選択している場合「2」を表示、その他の場合空欄 | ||
扶養控除 | 23 | [本人、配偶者、親族に関する事項]画面の[扶養控除額の合計]から取り込み | |
区分 | 控除額がある、または障害者控除対象の場合に[親族に関する事項]で「国外居住」を選択している場合「1」、「国外居住(年末調整済み)」を選択している場合「2」を表示、その他の場合空欄 | ||
基礎控除 | 24 | 自動計算 | |
(13)から(24)までの計 | 25 | 自動計算 | |
雑損控除 | 26 | [雑損控除額]画面 の[雑損控除額]から取り込み [雑損控除額]画面 |
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医療費控除 | 27 | [医療費控除]画面の[医療費控除額]から取り込み 医療費控除の明細書(またはセルフメディケーション税制の明細書)の作成 |
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区分 | [医療費控除]画面で[セルフメディケーション税制の適用を受ける(医療費控除の特例)]にチェックが付いている場合に「1」を表示 | ||
寄附金控除 | 28 | [寄附金控除額]画面の[寄附金控除額]から取り込み ふるさと納税(寄附金控除)の入力 |
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合計 | 29 | 自動計算 |
「所得から差し引かれる金額」の一部が反映されない
- 第一表(13)~(24)欄の記載を省略する(「25」の[編集]にチェックを付けて直接入力している。)
- 第四表を使用している
医療費、社会保険料、配偶者などの控除金額が[所得から差し引かれる金額]欄に反映しない
税金の計算
項目名 | 記号 | 説明 | |
課税される所得金額 | 30 | 第三表または第四表を使用する場合:空欄(編集不可) |
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上の(30)に対する税額 | 31 | 第三表を使用する場合:第三表の「91」を表示 所得税確定申告書第三表(分離課税用)の設定項目第四表を使用する場合:「申告の手引き(損失申告用)」の「土地建物等に係る譲渡所得、一般株式等に係る譲渡所得等、上場株式等に係る譲渡所得等、分離課税の上場株式等に係る配当所得等及び先物取引に係る雑所得等の税額の計算」の表に当てはめて算出 上記以外の場合:「30」の金額を、所得金額に対する税額の計算表に当てはめて算出【一円未満切り捨て】(「申告の手引き」を参照) |
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配当控除 | 32 | 次の値を配当控除の計算表に当てはめて算出【一円未満切り上げ】(「申告の手引き」を参照)
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税額控除の名称 | 33 | 入力 | |
区分 | 入力 | ||
(特定増改築等) 住宅借入金等特別控除 |
34 | 入力 | |
区分1 | 入力 | ||
区分2 | 入力 | ||
政党等寄附金等特別控除 | 35~ 37 |
入力 | |
住宅耐震改修特別控除等 | 38~ 40 |
入力 | |
区分 | 入力 |
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差引所得税額 | 41 | 自動計算マイナスの場合は0 | |
災害減免額 | 42 | [災害減免額]画面の[災害減免額(金額)]から取り込み [災害減免額]画面 |
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再差引所得税額(基準所得税額) | 43 | 自動計算 | |
復興特別所得税額 | 44 | 自動計算 プラスの場合は【一円未満切り捨て】 マイナスの場合は0 |
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所得税及び復興特別所得税の額 | 45 | 自動計算 マイナスの場合は0 |
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外国税額控除等 | 46~ 47 |
入力 | |
区分 | 入力 | ||
源泉徴収税額 | 48 | [所得の内訳書]画面の[合計]から取り込み 所得の内訳書の作成 |
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申告納税額 | 49 | 自動計算 プラスの場合は【百円未満切り捨て】 |
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予定納税額 | 50 | 入力 | |
第3期分の税額 | 納める税金 | 51 | 自動計算 プラスの場合は【百円未満切り捨て】 マイナスの場合は空欄 |
還付される税金 | 52 | 自動計算 プラスの場合は空欄 |
修正申告
項目名 | 記号 | 説明 | |
修正前の第3期分の税額 | 53 | 修正申告時に記載します。弥生会計では対応していません。 | |
第3期分の税額の増加額 | 54 |
その他
項目名 | 記号 | 説明 | |
公的年金等以外の合計所得金額 | 55 | 自動計算 |
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配偶者の合計所得金額 | 56 | 配偶者が配偶者特別控除の対象の場合、[本人、配偶者、親族に関する事項]画面の[配偶者]の[合計所得金額]から取り込み [本人、配偶者、親族に関する事項]画面 |
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専従者給与(控除)額の合計額 | 57 | [事業専従者に関する事項]画面の[専従者給与(控除)額の合計額]から取り込み [事業専従者に関する事項]画面 |
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青色申告特別控除額 | 58 | 申告する決算書の種類が青色申告の場合、[申告設定]画面の[控除額]の[青色申告特別控除額]から取り込み [申告設定]画面 |
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雑所得・一時所得等の源泉徴収税額の合計額 | 59 | 入力 | |
未納付の源泉徴収税額 | 60 | 入力 | |
本年分で差し引く繰越損失額 | 61 | [本年分で差し引く繰越損失額]画面で入力した値を基に自動計算(第四表を使用する場合は空欄) 前年分以前から繰り越された損失額を入力する方法 |
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平均課税対象金額 | 62 | 入力 | |
変動・臨時所得金額 | 63 | 入力 | |
区分 | 入力 |
延納の届出
項目名 | 記号 | 説明 | |
申告期限までに納付する金額 | 64 | [延納の届出]画面から取り込み 「52」が空白の場合、各項目から取り込み [延納の届出]画面 |
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延納届出額 | 65 |
還付される税金の受取場所
[還付される税金]がある場合に入力します。
項目名 | 説明 |
金融機関名 | [還付される税金の受取場所]画面の各項目から取り込み、「52」が0の場合は空欄 [還付される税金の受取場所]画面 |
金融機関区分 | |
本支店名 | |
本支店区分 | |
郵便局名等 | |
預金種類 | |
預金種類(その他) | |
口座番号 記号番号 |
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公金受取口座登録の同意 | |
公金受取口座登録の利用 |