プロフェッショナル 2ユーザー/5ユーザーのサーバーコンピューター(親機)が故障した際に、新しいコンピューターへ弥生販売を移行する場合や、フォーマット(初期化)やリカバリ後のコンピューターで再度弥生販売を使用する手順は、以下のとおりです。
※以下、フォーマットやリカバリをしたコンピューターを含め、今後弥生販売を使用するコンピューターのことを「新しいコンピューター」と記載します。
プロフェッショナル 2ユーザー/5ユーザーのクライアントコンピューター(子機)が故障した場合や、フォーマット(初期化)、リカバリをした場合に、新しいコンピューターに移行する手順は、 コンピューターが故障した場合に(フォーマット、リカバリを含む)、弥生販売を新しいコンピューターへ移行する方法(クライアントコンピューター(子機)) を確認してください。
移行の流れ
サーバーコンピューター(親機)で行う操作
1.データの有無を確認する2.新しいコンピューターに弥生販売 25とデータベースをインストールする
3.弥生製品登録番号を確認し、ライセンス認証を行う
4.データを復元する
5.クライアントコンピューター(子機)の帳票レイアウトデータ・環境設定ファイルを移行する
6.データ移行後の注意事項を確認する
クライアントコンピューター(子機)で行う操作
7.データの参照先を変更する1.データの有無を確認する
弥生販売 25でバックアップファイルを保存している場合は、新しいコンピューターで復元します。
旧製品のバックアップファイルがある場合は、弥生販売 23~24のバックアップファイルを弥生販売 25にコンバート(変換)して使用します。
新しいコンピューターへの移行前に、バックアップファイルの有無とデータバージョンを確認してください。
- USBメモリやネットワークドライブにバックアップファイルを保存している
- 弥生ドライブにバックアップファイルをアップロードしている
- 初期値の場所にバックアップファイルを保存している
- バックアップファイルがあるか不明、または保存していない
USBメモリやネットワークドライブにバックアップファイルを保存している
バックアップファイルのバージョンによって、新しいコンピューターでバックアップファイルを復元する手順が異なります。
バックアップファイルの保存場所を開いて、更新日時とファイルの種類(データバージョン)を確認します。バックアップファイルが複数ある場合は、更新日時が新しいバックアップファイルを新しいコンピューターで復元します。
[種類]に以下の記載があれば、弥生販売 25で復元できるバックアップファイルです。
- 「HB23ファイル」~「HB25ファイル」
- 「弥生販売 23 バックアップファイル」~「弥生販売 25 バックアップファイル」
弥生ドライブにバックアップファイルをアップロードしている
新しいコンピューターで弥生販売 25をインストールしてから、弥生ドライブにアップロードしているファイルの「更新日時」やバックアップファイルのバージョンを確認します。
2.新しいコンピューターに弥生販売 25とデータベースをインストールする に進みます。初期値の場所にバックアップファイルを保存している
弥生販売のバックアップファイルが保存される初期値は、以下の場所です。
- [Documents]-[Yayoi]-[弥生販売データフォルダ]-[Backup]
- [Documents]-[Yayoi]-[弥生販売データフォルダ]-[DataRelation]
更新日時とファイルの種類(データバージョン)を確認します。更新日時が新しいバックアップファイルをUSBメモリ等の媒体にコピーして、新しいコンピューターで復元します。
復元するバックアップファイルの確認ができたら、2.新しいコンピューターに弥生販売 25とデータベースをインストールする に進みます。バックアップファイルがあるか不明、または保存していない
バックアップファイルを保存していなかった場合は、新しいコンピューターに弥生販売 25をインストールした後、事業所データの新規作成を行います。クライアントコンピューター(子機)で、バックアップファイルを保存している場合は、クライアントコンピューター(子機)で以下の場所を確認してください。
- [Documents]-[Yayoi]-[弥生販売データフォルダ]-[Backup]
- [Documents]-[Yayoi]-[弥生販売データフォルダ]-[DataRelation]
バックアップファイルが見つかった場合は、USBメモリ等の媒体にファイルをコピーして、サーバーコンピューター(親機)でバックアップファイルを復元します。
2.新しいコンピューターに弥生販売 25とデータベースをインストールする
新しいコンピューターに弥生販売 25のプログラムとデータベース(SQL Server)をそれぞれインストールします。
最新バージョンの弥生販売 25をインストールするため、弊社ホームページから、弥生販売 25をダウンロードしてインストールを行ってください。
3.弥生製品登録番号を確認し、ライセンス認証を行う
弥生販売 25をインストールした後に、ライセンス認証を行います。
ライセンス認証では、弥生製品登録番号とサービス契約ID(お客様番号)を入力します。
弥生製品登録番号は、マイポータルで確認することができます。
弥生製品登録番号、ライセンス認証状況、保有製品情報などを確認したい
マイポータル(Web)にログインして、「保有製品関連情報の確認」を確認してください。
弥生製品登録番号を確認したら、弥生販売 25を起動してライセンス認証を行います。
弥生製品を起動すると、ライセンス認証画面が表示される
ライセンス認証を行ったときに、「ライセンスはすべて使用されています」と表示される場合は、フォーマット(初期化)、リカバリ、故障したコンピューターのライセンス認証を解除してから、ライセンス認証を行います。
コンピューターをフォーマット、リカバリ、廃棄したため、ライセンス認証の解除ができません
4.データを復元する
「1.データの有無を確認する」で確認したバックアップファイルを復元します。
バックアップの復元方法は、バックアップを保存している方法やバックアップファイルのバージョンごとに異なります。以下でそれぞれの手順を確認してください。
USBメモリやネットワークドライブにバックアップファイルを保存した
バックアップファイルのバージョンによって、操作手順が異なります。
- 「弥生販売 25 バックアップファイル」、「HB25ファイル」の場合
弥生販売 25でバックアップファイルを復元します。
新しいコンピューターに移行したときや、SQL Serverを再インストールしたときにバックアップファイルを復元する方法 - 「弥生販売 23~24 バックアップファイル」、「HB23~24ファイル」の場合
[弥生販売 25 コンバータ]でバックアップファイルのコンバートを行います。
弥生販売 25へデータをコンバート(変換)する方法
弥生ドライブにバックアップファイルを保存した
弥生ドライブにログインして、バックアップファイルの更新日時とデータバージョンを確認します。更新日時が新しいバックアップファイルをダウンロードして、復元します。
- 弥生ドライブを起動します。
弥生ドライブの起動 - [サービス契約ID(お客様番号)]のフォルダー名をクリックして、[バックアップ]をダブルクリックします。
- [更新日時]と[種類]を確認して、最新のバックアップを選択して[ダウンロード]をクリックします。
- デスクトップ等、ダウンロード先を指定して[OK]をクリックします。
弥生ドライブのバックアップファイルをダウンロードする手順は、 弥生ドライブからファイルをダウンロード を参考にして、操作を行ってください。
- ダウンロードしたファイルの種類によって、バックアップファイルを復元する操作手順が異なります。
- 「弥生販売 25 バックアップファイル」の場合弥生販売 25でバックアップファイルを復元します。
新しいコンピューターに移行したときや、SQL Serverを再インストールしたときにバックアップファイルを復元する方法 - 「弥生販売 23~24 バックアップファイル」の場合
[弥生販売 25 コンバータ]でバックアップファイルのコンバートを行います。
弥生販売 25へデータをコンバート(変換)する方法
- 「弥生販売 25 バックアップファイル」の場合弥生販売 25でバックアップファイルを復元します。
バックアップファイルは見つからなかった
バックアップファイルを保存していなかった場合は、新しく事業所データを作成します。事業所データの作成
5.クライアントコンピューター(子機)の帳票レイアウトデータ・環境設定ファイルを移行する
弥生販売では、「データを復元する」で復元したバックアップファイル以外に、印刷帳票や各種設定に関するファイルがコンピューターごとに保存されています。
この2つのファイル(帳票レイアウトデータと環境設定ファイル)は、フォーマット(初期化)、リカバリ、故障したコンピューターから取り出すことができないため、クライアントコンピューター(子機)の帳票レイアウトデータと環境設定ファイルをサーバーコンピューター(親機)へ移行します。帳票レイアウトデータと、環境設定ファイルは弥生販売のバージョンが同じ場合に移行できます。
クライアントコンピューター(子機)で弥生販売 24以前の旧製品をご使用の場合は、弥生販売 25へのバージョンアップを行ってから、帳票レイアウトデータと環境設定ファイルの移行を行ってください。
弥生販売 25へバージョンアップする方法(プロフェッショナル 2ユーザー/5ユーザー)
※サーバーコンピューター(子機)の手順1~3と、手順6を行います。
クライアントコンピューター(子機)で行う作業
- 帳票レイアウトデータのバックアップを行う
- 環境設定の書き出しを行う
サーバーコンピューター(親機)で行う作業
- 帳票レイアウトデータの復元を行う
- 環境設定データの取り込みを行う
- クライアントコンピューター(子機)で保存した帳票レイアウトデータと環境設定ファイルは、サーバーコンピューター(親機)でも使用できるUSBメモリなどの媒体、またはネットワーク上の共有フォルダーを指定してください。
- クライアントコンピューター(子機)の帳票レイアウトデータと環境設定ファイルをサーバーコンピューター(親機)へ移行しない場合は、6.データ移行後の注意事項を確認するに進みます。
- 帳票レイアウトデータのバックアップを行います。
オリジナルの帳票レイアウトデータのバックアップを行います。
帳票レイアウトデータを移行する方法- 上記は、サーバーコンピューター(親機)とクライアントコンピューター(子機)が、同じ帳票レイアウトデータを使用している場合の手順です。
- [帳票レイアウタ]画面で、帳票形式が[販売11形式]と表示されていて、さらに[ユーザー帳票]欄に「○」が付いている書式がない場合は、「データを復元する」で復元したバックアップファイルに帳票レイアウトデータが含まれているため、バックアップは不要です。
- 環境設定の書き出しを行います。
クライアントコンピューター(子機)から、環境設定の内容を書き出します。
新しいコンピューターに環境設定を移行する方法
「1.現在使用中のコンピューターでの環境設定の書き出し」のみ行ってください。
この操作は、クライアントコンピューター(子機)の環境設定をサーバーコンピューター(親機)に移行するために行います。クライアントコンピューター(子機)の環境設定を移行しない場合は、環境設定の書き出しは不要です。
- 帳票レイアウトデータのバックアップを復元します。
「1.帳票レイアウトデータのバックアップを行います。」で作成した、クライアントコンピューター(子機)のバックアップを復元します。
帳票レイアウトデータを移行する方法 - 環境設定データの取り込みを行います。
「2.環境設定の書き出しを行います。」で書き出した環境設定ファイルを取り込みます。
新しいコンピューターに環境設定を移行する方法
「2.新しいコンピューターでの環境設定の取り込み」のみ行ってください。
6.データ移行後の注意事項を確認する
- 移行したデータについて 伝票の入力状態や、締切状態を確認して、不足がある場合は追加で伝票の入力・締切を行ってください。
- 伝票の印刷について
伝票の印刷位置がずれる場合は、再度印刷設定を行ってください。
ドットプリンターで連続用紙が正常に印刷できない レーザー/インクジェットプリンターで正常に印刷できない
7.クライアントコンピューター(子機)で行う操作:データの参照先を変更する
新しいサーバーコンピューター(親機)へデータの参照先を変更します。クライアントコンピューター(子機)で弥生販売 24以前の旧製品をご使用の場合は、弥生販売 25へのバージョンアップを行ってからデータの参照先を変更します。
弥生販売 25へバージョンアップする方法(プロフェッショナル 2ユーザー/5ユーザー)
※サーバーコンピューター(子機)の手順1~3と、手順6を行います。
参照先を変更する操作は、ご使用のクライアントコンピューター(子機)全台で行ってください。
事業所データを開く方法エラーメッセージが表示された場合
サーバーへのアクセスが遮断されている原因を確認して、対処を行う必要があります。
詳細は、
「データベース(SQL Server)にアクセスできませんでした。」のメッセージが表示される
を参照してください。